「間違ってスーツを洗濯機で洗ってしまった・・!」
「洗濯したらしわくちゃ・ヨレヨレに!?どうにかしたい!」
その昔、私も自宅で洗えないスーツを洗濯機で洗ってしまえ!!と試してみて見事にヨレヨレになってしまった経験があります。
ここではそんなスーツを誤って洗濯してしまった場合に起こりうるトラブルと対処法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
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【水洗い不可】自分でスーツを洗ってしまった場合に起こるトラブルと対処法とは!?
一般的なスーツの多くは家庭でのが水洗いができず、クリーニング店でのドライクリーニングの取り扱い絵表示が付いています。仮に洗えないスーツを家庭で洗濯してしまった場合に起こるトラブルは、以下のようなものです。
トラブル①シワくちゃ・ヨレヨレ・型崩れを起こしてしまった!?
洗濯機で誤って洗ってしまうと、回転力や遠心力、水流などによってシワシワになってしまいます。シワの状況にもよりますが自宅でアイロン掛けをしてシワを伸ばすことも可能です。
対処法①スチームアイロンでシワを伸ばす
- アイロンを直接かけてしまうとテカる!
- スチームアイロンか、霧吹きスプレーで湿らせてからかける!
- 当て布は必須!
スチームアイロンを使って当て布をした上からアイロンをかけます。当て布をせずに直接アイロンがけをすると熱でテカってしまうので要注意です。
スチーム機能がついていないアイロンを使う場合は、濡れたタオルを当て布の上においてその上からアイロンがけをするとよいでしょう。
以下の記事ではスーツの正しいアイロンがけの方法について解説しています。
対処法②湿気が残る浴室に干しておく
お風呂に入った後の浴室は湿気が残っているためスチームアイロンをかけるのと同様の原理でウール繊維を復元させてくれます。
またハンガーにかけて干すことで自重によってシワが伸びることも。ただしシワやヨレが酷い場合は復元度は△・・。
あまりにもシワやヨレがひどい場合はプロのクリーニング店に相談するのがおすすめです。
トラブル②縮んでしまった!?
スーツの素材がウールや毛等の場合、水洗いをして摩擦を与えると縮んで硬くなってしまいます。これをフェルト化と呼びます。
完全にフェルト化してしまったものを伸ばすことはできません。多少の縮みであれば手で引っ張って伸ばす等の処置で伸ばすことも可能ですが限界があります。
ウールが縮む原因は、【虫食い回避】ウールセーターのしまい洗いの方法から正しい保管法まで!の記事でも紹介しています。
トラブル③テカってしまった
スーツのテカりは表面のウール素材の凸凹が無くなり平滑化したことで光を反射することが原因です。以下のような対処法で直る場合もあります。
テカり具合 | 状態 | 対処法 |
軽度 | 繊維がつぶれているだけ | ブラッシング、スチームアイロン |
中度 | 繊維同士が強く絡みあっている | アンモニア、ベンジン使用 |
復元不能 | 繊維自体が熱で溶けている (ポリエステルなど) |
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対処法①スチームを当ててウールの絡みをほぐす
洗濯することでウールの繊維が絡みあってフェルト化し平坦化している可能性があるためまずはスチームを当ててほぐす必要があります。
スチームを当てると原理的にはウールの絡みが弱くなるためです。その後、洋服ブラシで毛並みを整えるようにすると直る場合があります。
対処法②繊維膨張作用のあるアンモニア水・ベンジンを使う
薬局などに売っているアンモニア水、ベンジンといった薬液を付けてウール繊維を膨張させる方法などもあります。ただし状態によっては直らない場合もあるので心配な方はクリーニング店に相談してみるのがおすすめです。
トラブル④色落ちして風合いが変わってしまった
スーツの染色堅牢度(染色の強さ)にもよりますが、洗濯してしまったことで色落ちをした場合は、自宅で直すことは不可能です。
対処法①色補正ができるクリーニング・お直し店に相談する
補正業者などでインキング(色付け)をするなどの対応が必要になります。色付けは料金がかなりかかることが多いので、事前におおよその価格を聞いておくと安心です。
【保存版】スーツクリーニングの頻度から料金相場・出し方の注意点まで!で詳しく解説しています。
ウール100%等のスーツは復元が難しいケースも・・。
一般的にスーツの生地に使われる素材として多いウール。ウールは特に、水と摩擦に弱いためウール100%のものを誤って洗ってしまった場合、縮みが大きかったり、型崩れがひどく復元が難しくなります。さらにカシミヤやシルクなどのデリケート素材が混紡されているものも同様です。
もしそのような状態になった場合、デリケートな素材のクリーニングが得意なクリーニング店に一度相談してみるのが良いでしょう。その際には修復可能かどうか?料金はいくらかかるのか?納期はどれぐらい見ればいいのか?なども確認しておきましょう。
デリケート素材や高級ブランド品に対応しているクリーニング店は技術力が高いと推測されますので、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
着用する頻度が多いスーツは、できれば自宅でも洗いたい!と思う方も多いのではないでしょうか?
実際にスーツの素材の特性などを考えずに洗濯してしまうとやはり色々とトラブルがおきてしまいます。トラブルの状態によってはなんとか復元可能な場合もありますが、場合によっては復元できずに捨てなくてはならないことも・・。
そうならないためにもやはりプロであるクリーニング店に依頼するか、あるいはスーツにやさしい自宅洗いをする必要があります。
どちらにしろ自分での復元には限界がありますので、どうしても直したい場合はクリーニング店に相談してみるのも良いのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください!
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
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